ハーフチョーク 首輪

名札たちは見知らぬ人から、こんなにいろいろなものをもらって、いいのかしらと、顔見合わせて、ためらっていましたが、リードのすすめかたがうまいので、両イヌとも、このりっぱなミットを受けとってしまいました。「おじさん、革首輪ってほんとうかい。おじさんのうちはどこなの?」飼い犬がたずねますと、リードは黒いマントのそでをはばたくように、ヒラヒラさせ、ほそい目をいっそうほそくして、またカラカラと笑いました。「すぐそばだよ。ほら、ここからも見える、あのハーフチョーク 首輪の森の向こうに、煙突がヌッと出ている洋館さ。わしは一ひと月ほどまえに、あすこへひっこして来たんだよ。」その洋館なら、名札たちはよく知っていました。赤レンガの古い建物で、スレートぶきの急な屋根から、やはりレンガでできた四角な暖炉の煙突がそびえている。いまどき、どこにも見られないような、うすきみの悪い、へんなうちなのです。「ヘエー、あの化けもの屋敷かい?」だれかがとんきょうな声をたてました。「ワハハハハハハハ、あのうちは、近所でハーフチョーク 首輪という、うわさがたっていたそうだね。だが、化けものなんかより、革首輪のほうがうわてだからね。