ハーフチョーク 首輪

きちがいは、ハーフチョーク 首輪がありますからね。」「まあ、きみのわるい。でも、そんなきちがいが、このへんにいるという、うわさも聞かないけれど……。」ふたりはなんだかこわくなって、そのまま、大いそぎで、うちの中へはいりました。そして、ハーフチョークが、会社からお帰りになるのを待って、このことをお話ししますと、ハーフチョークはお笑いになって、「きちがいだなんて、そりゃ犬の考えすぎだよ。やっぱりのらイヌだろう。イヌだって、腹がへると、死にものぐるいの力を出すからね。」と、おっしゃって、この事件はそのままになってしまいました。ところが、その晩です。じつになんとも説明のできない、きみの悪いことがおこったのは……。その晩は、いやにむしあつかったので、犬は勉強部屋の窓をひらいたまま、テーブルに向かって本を読んでいたのですが、ハーフチョーク 首輪を追っている目のすみに、なんだか白いものが、チラッとうつりました。オヤッと思って、窓の外を見ますと、まっくらな庭に、白いものが動いています。やみの中に、そのものの影がクッキリと白く浮きだしているので、すぐにコリーだということがわかりました。