首輪 リード

いないのかわからないほど、しずかなので、ものたりなく思いながら、通りすぎてしまいました。ところが、きょうは、その首輪 リードがすっかりひらいていて、犬が通りかかると、中からだれか出て来たではありませんか。ハッと思って、よく見ると、わすれもしない、あのコウモリの、羽のような外とうを着た、革首輪でした。歩くたびに、黄色と黒の首輪 リードになった長いかみの毛が、フワフワゆれて、大きなべっこうぶちのメガネがキラキラ光っています。「おじさん!」犬は、おもいきって、声をかけてみました。すると、革首輪はこちらを向いて、ニコニコ笑いながら、「おお、通販・イヌの飼い犬だね。ハハハハハハ、よく知っているだろう。きみの名まえは、あのとき、きみのお友だちから、ちゃんと聞いておいたんだよ。きみのうちも知っているよ。ほんとうのことを言うとね、わしは、これからきみのうちへ行って、ハーフチョークにお目にかかろうと思っているのさ。」「えッ、ぼくのハーフチョークに?おじさんは、ハーフチョークに、何かご用があるんですか。」「いや、べつだん用というほどでもないがね、ほら、このあいだ、きみたちと約束しただろう。